北信越リーグ昇格への軌跡

18年ぶりの北信越リーグ昇格への軌跡

 

リーグ戦開幕戦:LP小松 2-0 金沢学院大学FC

この試合での勝利が今シーズンの勢いをつけることになりました。

金沢学院大学は近年選手補強を強烈に進めており、2ndチームとはいえ、かなりのポテンシャルが高いチームでした。リーグ開幕前のトーナメント戦でも大勝しており、スカウティング情報からも難しい試合を予想していました。

練習でもこの試合を意識したメニューを繰り返して行い、万全の状態で臨む事が出来ました。試合は後半勝負と決めていましたので、前半は余力をどれだけ残すかがポイントでした。結果、後半に2点取って勝利できましたし作戦通りの勝利でした。

 

リーグ第2戦:LP小松 10―2 大徳ペラーダFC

相手の主力選手の欠場など多くの要因がありましたが、攻撃が調子よく10点取る事が出来ました。この10点が得失点差でかなり優位に立て、2位で追いかけてくる金沢学院大FCとの距離を保つ事が出来ました。

 

リーグ第3戦:LP小松 4-1 能美FC

昨年、開幕戦で対戦し敗退した相手ですので、かなり意識した試合でした。4点は取れましたが2試合連続の失点が気になった試合です。

 

リーグ第4戦:LP小松 6-1 テイヘンズ

長年、石川県の頂点に君臨していたチームがテイヘンズです。この試合では人が十分に揃わず体力的にかなりのアドバンテージがあり、6点を取る事が出来ました。テイヘンズは本来の力はこんなものではなく、ラッキーな面もありました。

 

リーグ第5戦:LP小松 3-0 FC Southern

テクニシャンチームのサザンはいつも苦戦する相手です。このシーズンでは4度も対戦することになったのですが、この試合では既に2回目のはずです。

若くて速い、そして上手い選手が多いので、守備の切り替えを意識して戦いました。失点ゼロで試合を運べたことが良かったです。

 

リーグ第6戦:LP小松 5-1 エスポワール白山

過去には何度か苦しめられた相手です。テクニシャンもいて攻撃的なチームです。この試合ではハイプレスが効果的であり継続することが出来ました。

しかし、プレーオフで大苦戦するとは思っていなかったので、本来は違う結果だったかもしれません。

 

リーグ第7戦:不戦勝 vs内灘FC

対戦相手チーム内で体調不良者が多発して、安全性を考慮して不戦敗を申し出てくれました。今の時代のあるある問題ですね。

後付けなんですが、この日試合をできなかったことが、コンディション調整のリズムが狂ったと思います。

 

リーグプレーオフ第1戦:LP小松 vs リーグ4位(FC Southern

何とこの試合も不戦勝。2週連続での不戦勝なんですが、試合勘が無くなり最悪の状態へ。

 

リーグプレーオフ第2戦:LP小松 3-4 リーグ3位(エスポワール白山)

リーグ戦2位の金沢学院大FCとは勝ち点3差、得失点差でもかなりのリードがあったので、この試合に勝利すれば実質優勝でした。しかし、負けてしまいました。

先制点を許し、同点に追いついてもまたリードされ、再度追いつき、また失点。後半終了間際に追いついたが、最後はオンゴールで敗退です。

コンディション、優勝を意識したメンタル、全然ダメでした。この結果、最終戦の金沢学院大FCとの直接対決で、引き分け以上で優勝という条件での対戦となりました。

 

リーグプレーオフ最終戦:LP小松 2-1 金沢学院大FC

開幕戦で対戦してから何度も試合を見ており、学生チームの成熟度は理解していました。よって、守備的なスタートとなりました。しかし、立ち上がりから有効なカウンター攻撃が出来ており、前半に1点取る事が出来ました。これは非常にラッキーでした。

後半の選手交代タイミング、采配が考えやすくなり、しかも相手は前に無理して出てくるので攻めやすくなりました。その結果2点目はGKからのロングフィードでの得点で2-0。この時点で勝負が決まりました。

強豪大学の学生チームに2戦して2勝は嬉しく自信になったと思います。

次は北信越チャレンジリーグです!

 

チャレンジリーグ第1戦 LP小松 3-0 ヴァリエンテ富山

チャレンジリーグでは多くの要素が変更・影響してきます。

・試合時間が90分(県リーグは80分)

・ホームゲーム2試合、AWAYゲーム2試合

・引き分けは無く、同点の場合はPKを行い、PK勝ちが勝ち点2、PK負けが勝ち点1

AWAYゲームでの審判が、めちゃくちゃにHOME寄り。

・逆に石川県でのHOMEでは審判が他県よりフェアすぎる。

金沢市民サッカー場で行われた開幕戦ですが、ラッキー項目がありました。相手チームのエース10番が欠場。これはかなり大きかったです。スカウティング情報では10番からのパスをどのようにして阻止するか苦慮していましたので。

逆にアンラッキー項目は、審判が地元の審判ではなく富山県の審判。これは最悪と思っていましたが、最悪ではありませんでした。

試合はパスワークではヴァリエンテがどんどん回してきて、LP小松の方はロングボールによる攻撃しか仕掛けれませんでした。

しかし、前半に2点取れたのですが、2点ともボールが横に動いてからチャンスを演出でき、得点したものでした。

緊張した選手・チームにとっては安定剤以上の効果がありました。

後半は他会場での得失点差も考えて、追加点を狙いに行きましたが、90分ゲームによる体力不足から足をつる選手が多くでて、切り盛りするだけに終わってしまいました。終了間際にハットトリックを達成した橋田選手が間違いなくこの試合のMVPですね。

 

チャレンジリーグ第2AWAY LP小松 3-2 中野エスペランサ(長野県中野市)

この試合の前に他チームは多くの試合を消化しており、勝ち点計算を始める段階でした。LP小松はこの試合引き分け以上(勝ち点1または2)を狙って乗り込んでいきました。

しかし、なんと開始20秒で失点。軽率なプレーをまた犯してしまいました。そしてなんとなんとまた失点。軽率なプレーでの失点を挽回したいために無理して失敗。負のスパイラルです。ハーフタイムは最悪な雰囲気でした。

この試合の交代選手は3名しかいないため(本来は5名まで交代可能だが、参加者が少なかったため)、我慢の交代で0-2に対応するしかありませんでした。

ハーフタイムの指示も3失点は得失点差で昇格できないから、負けても0-2というネガティブな指示です。

後半立ち上がりから何度も決定的なチャンスを作るのですが、シュートミスの連続と相手GKのファインプレーで敗色濃厚。

後半残り15分で投入したベテラン奥山選手が、なんと2得点で同点にしてくれました。

1点目は残り7分でクロスに苦手な左足で流し込むようなコントロールシュート。これで1-2となり盛り上がる! そして、90分になんとGKがはじいたボールを奥山選手が押し込み同点! これで試合前の目標達成。 でもアディショナルタイムが4分ありましたので、4分でワンチャンス作るように指示。

逆に中野エスペランサは勝利しか昇格条件がない状態でしたので、最後の攻撃に出てくる感じでした。そして最後のワンプレーのような雰囲気の中で中野エスペランサの攻撃をDFがカット。FWにつないで攻撃に出たのですがラストパスがミス。しかし、なんと相手DFもコントロールミスしてこれがなんとラストパスになって上内選手の前にこぼれてきました。それを左足でミドルシュート! 弾丸シュートが突き刺さり奇跡の逆転!

こんなこともあるんですね!? 

 

チャレンジリーグ第3戦:LP小松 2-1 大野FC(福井県)

石川県営根上グランドで行われた試合には、なんと85名もの観戦(応援)です。感動しました! LionPower小松U-15の選手・保護者、会社の同僚、OB、家族、恋人など本当にありがとうございます。

この試合は引き分け以上で北信越リーグ昇格が決まります。この試合で決まるというプレッシャーは県リーグプレーオフで敗戦した試合と同じで、やはりうまく機能しませんでした。特に前半得点してからは足が止まり、守備ゾーンから選手が出ていけない、そしてボールはクリアーばかり。逆に大野FCは若手に切り替えて臨んできた立ち上がりで勢いはありました。何とか10で前半を終えることが出来ましたが、ハーフタイムのメンタルは昇格の事ばかりでしょう! 昔話になりますが、日本代表のドーハの悲劇みたいですね。あの時は、当時監督だったハンス・オフト氏が一生懸命話を聞かせようとしていたが、選手が舞い上がりミーティングが機能しなかったと言われています。

今回はそこまでにはなりませんでしたが、なかなかマインドを変えて行動に移すところまでいけませんでした。

後半もやはり一発狙いばかりでつながりのない試合運びとなりましたが、PKを獲得し得点できたのがラッキーでした。

そして、待ちに待った昇格の瞬間です! 試合終了と同時にスタンドの歓声、そしてベンチの喜び。本当に気持ち~時間でした。

ビールかけとはいきませんでしたが、炭酸水ではしゃいで胴上げ! 

 

みんなの協力、努力、そして少しの運によって昇格できました。ありがとうございました。


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